靴磨き

カレンダーの架け替えも済まぬうちに馴れないリノリウムを駈けずり廻る今日この頃、
ふと水溜りを眺めると、一月前、ひょいと現れた親にナニそのババチい靴pgrされた黒い塊があるわけで。


だって今まで学部主催の葬式以外履いたことなかってんもん。


思えば11ヶ月ほど前。
階段教室に突如襲来した内庁の廻し者にまんまと演出された僕は一年間、
週に2回ほど人生初めての黒ずくめで登校したのであり、
そんな状況でも鉄下駄を駆ることを忘れない不届き者である
…実はこの硬い底のおかげで結構快適だったりするのではあるのですが…
そんな僕は当然、その黒髪の双子に過剰労働を強いるのであって、


そう、そんなこんなで僕の足元にはチュウブが2本とブラシが1個と、
そして破れた靴下の数足が屯していたりするのです。


中略。


…まあ、結論から言えば、意外と楽しかったということなのです。
やっぱりこういう作業というのは、磨けば磨くほど綺麗になっていくのであって、
そういう努力の集積が単純に報われるというのはやっぱり
喪学生の端くれを自称するものとしてはなかなかに幸せなる状態なのであって、
…とはいえ、どうせ完成品と比較してしまうとやはり不幸になるのではあるのですが、
幸か不幸か私はO型だから、やっぱり結構幸せな気分だったりするのです。
なんか皺は伸ばして〜とか、皺の方向に沿って〜とか、
微妙に学校で習った知識が役に立っている(ような気がする)のもなかなか。



ということで。


最近報われていない気がするそこのあなた。
靴でも磨いてみてはいかが?





…なんかごく久しぶりに「ブログっぽい」記事を書いたような気がするなぁ